空の境界(下) (講談社文庫)

空の境界(下) (講談社文庫)

空の境界(下) (講談社文庫)

まんだらけで売ってる下巻はちょっと高い(\472)なあと思ってたんだけど、元の値段が値段なのとそもそもそこら辺のブックオフだとなかなか見かけないのとで観念して購入。
どうでもいいけど上巻が初版で中巻が第四刷、下巻が第三刷だった。

上/中の時に「ノベルス版下巻をちょっとだけ読んだことあった」って書いたけど、今回文庫版下巻読み返してると確かに「ああ、ここ読んだ」とフラッシュバックする瞬間があった。幸いにして読んでから思い出す程度で先の展開が思い出された訳じゃないから、過去の自分にネタバレを食らうことはなかった。

結局、この物語はボーイミーツガールじゃなくて、ガールミーツボーイのお話だったんだな、という個人的結論に至ったw
最初は式が異常であるかのように描かれていたけれど、最終的に特殊で異能ではあっても決して異常ではない存在に収束していったのはホッとするようなものがあった。
僕の中で奈須きのこワールドといえばからきょーよりFateが先なんだけど、Fateにおいて主要人物が各ルートの最後でなお抱えていた異常性というか不確かさと比して、からきょーでは綺麗に収束していった分読後の安堵感がすごい印象的だった。

……で、この順で行くとそろそろ月姫に手を出しかねないんだけど(汗